眠たいブログ

ゲームとアニメ、その他をのんびり書きます。懐古多め。

凍京NECROニンジャスレイヤーコラボ

エロ要素有りのPC専用ブラゲー(ソシャゲ準拠システム)の凍京NECROが、Twitter発端本格サイバーパンクニンジャ活劇小説であるニンジャスレイヤーとコラボしました。
コラボには実際エロ要素はない。重点な。(変な直訳っぽい日本語が売り。流石に読みにくいので若干わざと分かりやすくしています。)

暗黒メガコーポ(大企業)によって汚染と圧政を行われている元東京な街、ネオサイタマ。そこを実効支配する邪悪な半神である強大な力を持つニンジャに妻子を殺されたフジキドケンジが謎のニンジャソウルナラクに憑依され、全てのニンジャを殺すために戦う。というのがニンジャスレイヤーの概要です。

間違った日本感溢れるわざと変な言い回しになるような謎の直訳みたいな文章が特徴でイカれた狂気のお話満載の不思議な雰囲気の作品。それなのに根幹のSF設定は一切ブレず、最初に設定されたヒエラルキーが微動だにしないのが魅力だったりします。

ニンジャは修行により人間を越えてしまい、その魂は体が滅びてなお強大な力を持ちます。理由はまだ明かされてませんが時代を越えてその魂が、ただの人間に憑依し、人間を人間と思わない超越者にしてしまいます。
その強さは圧倒的でどんなに強い人間でも生身では末端のニンジャにも殆ど歯が立たないのです。そこらの表現力はズバ抜けてて安心して読むことができます。ニンジャを相手することにより完全に狂ってしまった全身を改造して機械化してやっと末端のニンジャを狩っている天狗面の男などは必見の部分があります。完全にヤバい話ですが。

今回の舞台は凍京という言葉通り極寒の環境になってしまった未来の東京で謎のゾンビとその使い手のネクロマンサーを再度殺す組織という、ニンジャスレイヤーに限りなく似通った設定を持っている作品なだけに、親和性はとても高かったです。

文章は本編と比べて若干読みやすい文に直されており、ニュービー(ニンジャスレイヤー初心者の総称)にとってはとても親しみやすいものとなっていました。

物語はいつもの忍殺とあんまり変わらず、かつ上記のヒエラルキーも守られてて好感度が高かったです。とてつもない訓練とサイバネティックスによる強化スーツでギリギリニンジャと戦えている主人公たちと圧倒的な火力を持つニンジャスレイヤーとヤモト=コキという表現。
どんなに強化されてても太刀打ちの出来ないヒサツ=ワザ(必殺技)に対しては他のnitro+の作品であるデモンベインのメカを使用し、同作品の元ネタとなるクトゥルフ神話の旧支配者の力でもって漸く対応という丁寧な展開で感心させられました。

物語のつじつま合わせと余韻の残るエピローグも完璧。思わず一人で拍手してしまうレベル。

これは実際凄い。ゴウランガ。おおゴウランガ。(忍殺語)

少額ですが凍京マンスリーパスに課金いたしました。楽しかった。あとはキャラ専用のストーリーの開放だけやっとこう。日にちがあまりないので急がないと。

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